イラン革命防衛隊をわかりやすく解説!イラン国軍との違いとは?

イランは現地時間2020年1月8日未明、『革命防衛隊』のソレイマニ司令官への報復だとして、イラクに駐留するアメリカ軍の拠点を弾道ミサイルで攻撃しました。

これに対して、アメリカのトランプ大統領は、日本時間の8日夜に声明を出すと発表しています。

このまま中東情勢は緊迫化し、第三次世界対戦へと突入してしまうのでしょうか?

こちらの記事では、イラン革命防衛隊イラン革命防衛隊とイラン国軍との違いイランの軍事力について、分かりやすくまとめてみました。

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目次

イランがアメリカ軍の拠点を攻撃するまでの経緯

まずは、ここまでの経緯を振り返ってみます。

2020年1月3日、イラン革命防衛隊ソレイマニ司令官が、イラク・バグダッドで米軍のドローン空爆によって殺害されました。

米国防総省は、「トランプ大統領の指示のもと、ソレイマニを殺害することで、在外アメリカ人を守るための断固たる防衛措置をとった」と声明を発表。

それに対し、イラン最高指導者であるハメネイ師は「血で汚された犯罪者には厳しい報復が待ち受けている」とアメリカに報復措置をとる考えを示しました。

そしてついに、イランが現地時間2020年1月8日未明(日本時間同日午前)に、米軍の駐留するイラクの空軍基地などの2拠点を十数発の弾道ミサイルで攻撃したことを、米国防総省が明らかにしました。

イラン革命防衛隊って何? イラン国軍との違いをわかりやすく解説!!

ここで気になるのが聞き慣れない『イラン革命防衛隊』という組織。

イラン革命防衛隊とは、いったいどのような組織なのでしょうか?

1979年のイラン革命(イスラム革命)によってホメイニ師が最高指導者となったが、彼とその支持者らは軍部を信頼できるか確信がなかった。国軍は革命前夜まで、権力を追われたシャー(皇帝)の側に立っていたからだ。

そこでホメイニは、自分に忠誠を誓い、新たな政治体制や革命の理念を擁護する別の軍を設立した。これが革命防衛隊である。

こうして国軍と革命防衛隊が併存する形になったのだが、この「二分システム」はイランという国全体にみられる。大統領は議会と省を監督する立場にすぎず、政治と宗教の最高位である最高指導者が国家元首として君臨している。

クーリエ・ジャポン

つまり、イランには次の二つの軍隊が存在するというわけです。

  • イラン国軍・・・革命前からある軍隊
  • 革命防衛隊・・・革命後の政権が自分たちを守る為、正規軍に対抗する為に創設された軍隊

2019年4月に、アメリカのトランプ大統領は『イラン革命防衛隊』をテロ組織に指定しました。

その『イラン革命防衛隊』にはいくつかの組織があり、そのうちの一つで海外案件を専門とするエリート集団『コッズ部隊』を率いていたのが、殺害されたソレイマニ司令官でした。

最近では、イラクやシリアで勢力を伸ばした過激派組織『イスラム国(IS)』と対峙する武装集団の援護にも力を入れていて、イラン国内では国民的英雄として扱われていたそうです。

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イランの軍事力はどれくらい?

Twitterでも、下のような意見()が見受けられましたが、やはり気になるのはイランの軍事力

テレビなどの報道からも、とても実力がありそうな印象を受けますが、実際はどうなのでしょうか?

ニューズウィーク日本版によると・・・

イランの軍事力は、どのくらい強力なのか。最大の強みは、中東諸国で最も高度なミサイル兵器と、同地域最大規模の常設軍だ。加えて、アメリカとその同盟国に対して反感を抱くイスラム教シーア派武装勢力の支持も得ている。シーア派の反米感情は、今回のスレイマニ殺害でいっそう強まりつつある。

世界各国の軍事力をランク付けしている米グローバル・ファイヤーパワーの最新ランキングによれば、イランは世界で14位。これは、近隣のライバルであるイスラエル(17位)、サウジアラビア(25位)より上位だ。

イランは2010年以降、国連制裁により兵器輸入を制限されてきたため、保有する外国製兵器の多くが時代遅れになっていると考えられている。欧米製の兵器は1979年のイラン革命前のものだし、旧ソ連製や中国製の兵器の一部も古くなってきている。

ニューズウィーク日本版

上記の通り、米グローバル・ファイヤーパワーの軍事力ランキング(2019)によればイランの軍事力は世界で14位1位はアメリカ、2位がロシア、日本は6位ということです。

参考:2019 Military Strength Ranking

イラン革命防衛隊についてのまとめ

今回は、イラン革命防衛隊について、正規軍であるイラン国軍との違いからイランの軍事力まで分かりやすくまとめてみました。

このまま、世界は第三次世界大戦へと突き進んでしまうのでしょうか?

そうならないように願いたいものです・・・

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