大雨特別警報が発令されたら、どのような行動をとれば良いのでしょうか?
こちらでは、すでに川の氾濫が始まっている場合のとるべき行動について、パターン別にまとめました。
避難リュックを簡易浮き具にする方法も紹介しています。ぜひ、命を守るためにご活用ください。
川の氾濫が始まっている場合のとるべき行動
大雨特別警報が発令されたら、直ちに命を守る行動を取らなければなりません。
すでに川の氾濫が始まっている場合は、道路の冠水が始まっているのか、いないのかによってとるべき行動が異なります。
まずは、道路の冠水がまだ始まっていない場合について説明します。
道路の冠水が始まっていない場合
川の流域にお住まいの場合、すぐに避難所へ避難します。
その際に下の画像のように、衣類などをビニール袋に詰めて、リュックサックに入れて常時携帯しましょう。
【作り方】
a:衣類などをビニール袋に詰める
b:ビニール袋に入れた衣類をリュックに入れる
水が襲って来た場合、リュックサックが命を守る緊急浮き具になります。
道路の冠水が始まっている場合
外に出る避難(徒歩での避難や車での避難)は諦めて、自宅や周辺の建物の2階以上に垂直避難しましょう。
2階まで浸水してきた場合に備えて、上の画像(c)のダウンジャケットのような厚手のジャケットを準備しておきます。
このような厚手のジャケットは、緊急のライフジャケットに早変わりします。数時間は浮力で浮いていることができます。
避難途中に水がきた場合
避難を始めたときには全く冠水していなかったのに、避難途中で水が襲ってきた場合についてです。
人は膝をこえる水深で流されてしまいます。車も同様で、流れが秒速1m、水深50cmを超えると流され始めてしまいます。
したがって、徒歩での避難も車での避難も、水深50cmを超える流れが襲ってきたら、すぐに近くの高台や屋内の2階以上に避難しなければなりません。
田畑の様子を見に行かない
用水路や排水路の水の流れ、生長途中の稲の様子など様々な心配事があるかもしれません。
しかし、大雨の最中や直後には絶対に見にいかないようにしましょう。
なぜなら、田畑の冠水が始まっていると、道路から一段下がっている田畑の水深が深くなっていることになかなか気付かないからです。
台風や集中豪雨で毎年犠牲者が発生しています。
特に夜間は危険度が増すので、注意するようにしましょう!!
川が氾濫している場合は簡易浮き具の準備を!!についてのまとめ
こちらでは、川の氾濫が始まっている場合のとるべき行動について、パターン別にまとめました。
避難する場合は、衣類などをビニール袋に詰めて、リュックサックに入れて常時携帯します。
冠水しているのにどうしても移動しなければならない場合は、長靴は水が入って歩きづらくなるので、底が硬くて脱げにくい運動靴を履くようにしましょう。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。