田舎で子育てするメリットとデメリットとは?

「田舎でのびのびと子育てがしたい!!」 そう思っているあなたに、実際に田舎に住んで子育てしている私のリアルな状況をお伝えしたいと思います。

私の場合、事情があって田舎に住まざるを得なくなりました。ですので、自ら望んで移住された方の感想とは違うかもしれませんが、これから移住しようとしているあなたの参考の一つとなれば幸いです。

最初に結論を申し上げると、私は、田舎への移住はお勧めしません!!

ここからは、私がそのように思う具体的な理由についてお話しします。

Sponsored Links
目次

私の育った環境

本題に入る前に・・・生まれ育った環境によって感じ方が大きく異なると思うので、まずは私の育った環境について簡単にまとめておきます。

私の両親は関東出身ですが、父の転勤が多かったため、全国を転々として過ごしました。地方都市に住んだこともあります。

中学2年生の時に関東に戻り、それから就職するまで、都内から1時間半の距離のところに住んでいました。家の周りは長閑な環境ですが、電車に15分も乗れば県内で一番大きな街に行くことができました。

当たり前のように、都内の大学に進学し、都内の会社に就職しました。

結婚してからも何度か転居しましたが、少なくとも10分に1本は電車の走っているところで、子供たちを育ててきました。車も所有していました。

田舎で子育てするデメリット

今、私は関東の片隅の電車が1時間に1本しか走らない田舎に住んでいます。電車で通勤する人などいないような場所ですが、車は持っていません。

今度は、ここに住んで困ったことを挙げてみたいと思います。

病院がない!!

歯医者

何よりも一番困っているのは、病院がないことです。町にあるのは、内科と整形外科のあるクリニックが1軒と小さな診療所が1軒だけ。

子供がいると、風邪をひいた時など耳鼻科に連れていきたいことが頻繁にあると思うのですが、町に耳鼻科はありません。具合の悪い子供を連れて、1時間に1本しかない電車に乗って隣の市まで行かなければなりません。

歯科医院も2軒あるのですが、子供の歯は診てもらえません。なので、これも隣の市まで電車で行きます。

つい先日まで通っていたのですが、たった15分の治療のために、電車のタイミングが合わないだけで往復4時間もかかってしまうのです。歯医者は通う回数が多いだけに、とても苦痛でした。

学校も早退させないと診察時間にも間に合いません!!

以前住んでいたところは、人口30万人都市。自転車で行ける範囲内に、たくさんの病院がありました。

耳鼻科にもよく連れていきましたが、自転車で5分、予約もできるので待ち時間も少なく助かっていました。

息子に原因不明の発疹ができた時も、複数の病院で診てもらうことができました。

病院がほとんどない田舎では、そんなことはできません。

習い事ができない!!

以前住んでいた所で、息子はスイミングに通っていたのですが、送迎バスが利用できたので、当時まだ下の子が小さかった私はとても助かりました。

他にも近所にいろいろな教室があり、たくさんの選択肢がありました。私自身の小さかった頃もそうですが、近所のお子さんは、みんな自転車で通っていました。

しかし、今住んでいる町には何もありません。周りの方は遠くまで車で送迎されているようですが、選択肢も少ないので、都市部のお子さんに比べて習い事の数は少なくなりがちです。

小さい頃からいろいろな経験をさせたい方にとっては、非常に物足りない環境だと思います。

進学先の選択肢が少ないし、通学も大変!!

学校

先日、中学2年生の息子の三者面談に行ってきたのですが、もう受験の話が出てきてびっくりしました。息子の学校では、中2で希望する進学先を調べる授業があったり、この時期から普段の宿題に加えて、受験対策の宿題が増えたりします。

これは、他の地域の学校もそうなのか、町に塾がないから学校として取り組んでいるのか分かりませんが、そこまでしてくれているのに、進学先の選択肢がとても少ないのです。

例えば、全日制の普通科で比べると、私が中学生の時に住んでいた人口40万人都市を含む学区では、17校の中から選べます。

それに対し、ここの町を含む学区では6校の中から選ばなければなりません。実際には、隣接する学区からも選択できますが。

さらに、町の中に高校はないため、進学する場合は必ず電車で通うことになります。

しかし、朝の通学する時間帯の電車は1時間に2本、帰りは1本しかないのです。私は2駅先の学校に通いましたが、朝は1時間に8本、帰りは6本ありました。

先日、歯医者に通院していたときに、駅で1時間近く電車を待っていたのですが、たくさんの高校生が同じように電車を待っていました。

都市部に住んでいるお子さんに比べ、通学時間(待ち時間)が長いことは、部活動においても、勉強においても、支障が出てくると思うのです。

Sponsored Links

田舎で子育てするメリット

ここまでずっと、デメリットばかり述べてきましたが、今度はメリットについて考えてみたいと思います。

自然がいっぱいあって、のびのびと遊べるのではないか?と思われるかもしれませんが、小学生の娘の周りをみてみると、ちょこっと公園で遊んで、あとはゲームで遊んだり、YouTubeを一緒に見たり、と自然と戯れて遊ぶ、なんてことは全然ありません。

むしろ、以前子供たちが小さいときに住んでいた人口30万人都市の方が、公園でたくさんの子供たちが遊んでいて、街全体に活気があったくらいです。

私は2人の子供を幼稚園に通わせていたので、幼稚園帰りにみんなで遊んだりしていましたが、この小さな町に幼稚園はありません。多くの方が、保育園に預けて働きに出られているので、公園で遊んでいる親子の姿をみることもほとんどありません。

それに、不審者情報も多いです。なので、田舎だから自然の中でいっぱい遊べる、なんてこともありません。

残念ながら、田舎で子育てするメリットは、今のところ私には思いつきません。

その他の生活上の困ること

町に3軒しかないクリーニング屋ですが、1軒目は営業していないと嘘をつく、2軒目は初めての人はお断り、3軒目でようやく受け付けてもらえましたが、受け取りまで2週間。長すぎませんか?

私は、子供が小さい頃からよく一緒に図書館に行くのですが、町の図書館は小さすぎて借りたい本がなかなかありません。インターネットで予約や延長もできないので不便です。

スーパーとドラッグストアが1軒ずつしかない町に、本屋なんてもちろんありません。

床屋・美容院はありますが、競合がいないので値段も高いし、技術的にも???

通院で隣の市まで出たついでに、普段できないお買い物をしたいところですが、ちょっと大きな駅前ですら何もなくて買い物ができません。

Sponsored Links

まとめ

岐路

私のように、田舎で何かしたいことがあるわけでもないのに、移住すると辛い、というのは当たり前かもしれません。ましてや生活必需品の車もありませんし。

しかし、車を所有していたところで、何をするにも遠すぎて時間がかかるのも事実です。

ネットで検索すると、移住生活を楽しまれているような方の記事ばかり目にすると思いますが、実際は、望んで田舎に移住しても戻られる方が多いようです。

古民家を借りて、家の中の整理がようやくついたところで、追い出された、・・・なんて話も聞きます。

子供を育てるだけでも忙しいのに、そんなトラブルに合ってしまったら、本当に大変です。

逆に、東京生まれ、東京育ちのご夫婦が、ご主人がサラリーマンを辞めてお子さん連れで田舎に移住し、自給自足生活を楽しんでいらっしゃるのも知っています。

移住したいと思ったら・・・

  • 何度も足を運んでみる
  • 移住者が定着しているか調べる
  • 子供連れで移住した方の話を聞く

ということが大事になってくると思います。

特に、私のようにある程度の都市部で育った方は、私が実際に田舎で生活して感じたデメリットと、あなたの考える田舎で子育てするメリットをぜひ比較してみてください。

この記事があなたのお役に立てれば幸いです。

Sponsored Links
目次
閉じる